ビートが再熱している。ビートのバイブル、ジャック?ケルアックの書籍「オン?ザ?ロード」発刊から50年。映画化も決定し、再び注目を集めているという。
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1950年代から1960年代にかけて、変容していくアメリカに生まれたビートカルチャーは、社会や常識にとらわれることのない本質を見つめる、ある種の文化革命であった。文学から、音楽、アートへと広がったその世界は、現在のポップカルチャーの源でもある。
東京?原宿のTOKYO HIPSTERS CLUBでは、ビートカルチャーをテーマにした展覧会を2部構成で開催中だ。第1弾の「ビートの言葉展」は、ビートの中心人物であったキンズバーグ、ケルアック、バロウズをはじめ、その周辺の詩人や作家の世界を紹介している。
「BEATとはBE-AT、そこにいること、ときめいていることだ!」ジャック?ケルアック
「ビートジェネレーションとはアイディアではなく、ヴィジョンなのだ」ジョン?クレロン?ホームズ
「書籍にしまわれるのでなく、音楽の中に、人々の呼吸の中に流れ込んでいく行きた言葉」グレン?オブライエン
さまざまに切り取られた、ビートの言葉たちが、会場を埋め尽くす。閉塞した現在の日本で、ビートの言葉がボヘミアン新世代にどう届くのだろうか?
同時に‘ON THE ROAD’をテーマに、10人のクリエーターがTシャツをデザイン。それぞれ限定100枚、各5880円で販売している。
今年6月に発刊された、「オンザロード」(河出書房新書、青山南訳)の文庫のカバーを手がけた画家?下田昌克氏は、Tシャツのデザインと同じ作品でオリジナルブックカバーも製作。会場で革ヒモを手作業で縫い付けたハンドメイドである。こちらも書籍とともに販売中だ。
また、8月21日から開催される第2弾「サンフランシスコ ビート ガイド 2010」では、サンフランシスコでビートの軌跡を追った写真家?若木信吾氏の撮り下ろし写真を展示。8月下旬に発刊される書籍「アレン?キンズバーグと旅するサンフランシスコ」(ブルースインターアクションズ、今井栄一訳)の発刊にともない、アメリカ西海岸カルチャーを紹介する。
●THE BEAT GOES ON… Vo.1「ビートの言葉展」
TOKYO HIPSTERS CLUB 2F ギャラリー 東京都渋谷区神宮前6-16-23
開催中?8月8日
open.12:00?20:00(イベント開催日は17:00終了)無休、入場無料
お問い合わせ:TOKYO HIPSTERS CLUB 03-5778-2081
●THE BEAT GOES ON… Vo.2「サンフランシスコ ビート ガイド 2010」
8月21日?9月5日
日本の新旧詩人たちによる詩の朗読会や講演会などのイベント(入場無料、要予約)を予定。
※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。
【西川里枝,エキサイトイズム】
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引用元:宮崎市歯科の総合情報サイト