2010年8月29日日曜日

― 2010年度は「Ancient Age」を中心にゲーム全体をパワー






 MMORPG「Master of Epic?The ResonanceAge Universe?」(以下,MoE)が,ゴンゾロッソオンライン(現 ロッソインデックス)による“アイテム課金サービス”の開始から,5月16日に4周年を迎える。それに先がけ,「Ancient Age」に関するアップデートが4月6日と20日に実装される予定だ。
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 Ancient Ageといえば,ハウジングシステムを中心とした内容で,プレイヤーから大きな期待を集めていたAgeだが,同Ageが実装された2009年末以降の状況は,どうなっているのだろうか。



 今回4Gamerでは,Ancient Ageの現状や今後の展開,そして2010年度に計画されているMoE全体のアップデートなどについて,ロッソインデックスの企画運営部門 ゲーム運営部 プロデューサー 小村益民氏に話を聞いてみた。
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「Master of Epic?The ResonanceAge Universe?」公式サイト






待望の「ベンダー機能」実装で生産/流通体制を強化。生産系のお店が実現可能に









ロッソインデックス 企画運営部門 ゲーム運営部 プロデューサー 小村益民氏

4Gamer:

 本日はよろしくお願いします。まずは,2009年末に実装されたAncient Ageの現状について聞かせてください。



小村益民氏(以下,小村氏):

 プレイヤーの皆さんから大きな期待が寄せられていた,ありがたい状況にも関わらず,実装が遅れたことや,それに関する情報公開が遅れたことにより,皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました。まず最初に,その点についてお詫びしたいと思います。



4Gamer:

 Ancient Ageの実装が遅れたのはなぜですか?



小村氏:

 当初の想定より,検証に要する時間が長くなってしまったことが原因です。そもそもAncient Ageは,土地を購入して家を建て,家具を設置する第1段階と,収納用の家具やアイテム販売用のベンダーを設置する第2段階に分けて提供する計画でした。

 第2段階の要素は年明けから順次実装していく予定でしたが,ベンダー機能の検証に時間がかかり,実装が遅れてしまったんです。



4Gamer:

 そのベンダー機能は,4月6日にようやく実装されるわけですね。



小村氏:

 これまで開発スタッフは,プレイヤーの皆さんの期待に応えるべく努めてきましたが,結果として長くお待たせしてしまったことや,この件に関するアナウンスが遅れたことについて,重ねてお詫びします。



4Gamer:

 それでは,ベンダー機能について具体的に教えてください。








小村氏:

 これまでも,オープンセラー機能──いわゆる露店──を用いたアイテム売買が行えましたが,ベンダー機能の登場で,ゲームにログインしていないときや,狩りなどを行っているあいだもアイテム販売が可能となります。

 それに伴い,ベンダー機能の利用を前提としたデザインの家が登場します。ベンダーNPCを並べるためのオープンスペースが用意されているんです。とはいえ,もちろんプライベート空間としての個室もありますので,家主は普通の家としても利用できます。



4Gamer:

 自販機の置いてある民家みたいですね。



小村氏:

 ええ。今までにないタイプなので,新しい遊び方ができるでしょう。また,もともとMoEは生産が大きな要素になっていますので,生産アイテムの流通もより盛んになると期待しています。













4Gamer:

 ベンダーの細かい仕様はどうなっているんですか?



小村氏:

 オープンセラーでは,一度に4品目までしか扱えませんでしたが,ベンダーでは8品目まで販売可能です。また扱える金額についても,オープンセラーでは9万9999Goldまでだったのに対し,ベンダーでは99万9999Goldまでとなります。

 なお4月20日には,16品目/999万9999Goldに対応したベンダーも登場する予定です。このタイプは,レアアイテムの売買にも利用されると見込んでいます。そのほかのバリエーションも検討中ですが,仕様や実装時期についてはあらためて発表します。



4Gamer:

 Ancient Ageに関するアップデートでは,ベンダー機能以外にどんな要素が実装されるんでしょう。








小村氏:

 生産機能付きアセットの実装を4月20日に予定しています。これは,鉄床や溶鉱炉といった施設を自分の家に設置できるというものです。これまで,鍛冶屋などの生産系のお店を持ちたいというリクエストが非常に多く寄せられていましたが,ようやく実現できることになりました。

 ただ,これが登場することで生産が楽になりすぎ,結果的にゲームバランスを崩してしまう恐れがあるので,提供方法について検討している段階です。



4Gamer:

 なるほど,さまざまな角度から検証する必要がありそうです。



小村氏:

 また5月以降には,2段階に分けて「権限機能」を実装します。これは,主に土地と家の進入権限に関する機能です。現在は誰でも自由に他人の家に入れますが,第1段階の権限機能では,土地と家それぞれに“誰でも入れる””許可した人だけ入れる”という設定が行えます。例えば,土地に配置されたベンダーは誰でも使えるけれど,家の中には限られた人しか入れないと
いった設定が可能になるんです。



4Gamer:

 許可制にした場合,土地/家に進入できるのは最大何人ですか?



小村氏:

 それぞれ100人までで,個人単位で許可/不許可を設定する形式となっています。

 また細かいところでは,進入権限を与えたキャラクターに「メモ機能」を追加する予定です。例えば,「誰それのサブキャラなので進入を許可した」といった具合にメモするのに用いることを想定しています。



4Gamer:

 第2段階ではどんな設定が行えるんですか?



小村氏:

 家に設置されている収納家具やベンダー,生産アセットに関して,それぞれの使用権限をより細かく設定できます。第2段階は夏頃に実装する予定です。





家の“属性変更”要素が今夏登場。ハウスキーパーや木工の活躍の場が増える









小村氏:

 6月から夏にかけて,家の「属性変更」要素を実装します。家には,“清掃値”“耐久度”などのパラメータが存在していましたが,機能してはいませんでした。属性変更が実装されると,時間の経過とともにこれらの数値が減少するようになります。

 清掃値はハウスキーパーの“清掃”,耐久度は木工の“修理”というテクニックで高められます。清掃値を高い状態に保つと,家具や家自体の耐久度減少が緩やかになり,耐久度を高

引用元:奇蹟の大地(Mu Online) 総合サイト